4. 再現率、精度
◆再現率と精度
検索によってヒットした情報に、探している情報がどの程度含まれていたかを示す指標には、以下の2種類がある。
「精度」は「適合率」と呼ばれる場合もある。
◆再現率
再現率は、「探している情報」に対する「探している情報のうちの、ヒットした情報」の比率である。
「探している情報」=「A」 「ヒットした情報」=「B」
「探している情報のうちの、ヒットした情報」=「A AND B」
再現率 = 40 ÷ 80 = 0.5 (パーセントの場合は、0.5 × 100 = 50%)
◆精度
精度は、「ヒットした情報」に対する「探している情報のうちの、ヒットした情報」の比率である。
「探している情報」=「A」 「ヒットした情報」=「B」
「探している情報のうちの、ヒットした情報」=「A AND B」
精度 = 40 ÷ 50 = 0.8 (パーセントの場合は、0.8 × 100 = 80%)
◆検索漏れとノイズ
◆再現率と精度の関係について
「再現率、精度、検索漏れ、ノイズ」には、以下のような関係がある。
したがって、「再現率」と「精度」は、どちらも高い方が望ましい。
しかし一般には以下のような関係があるため、両方を同時に高めることは難しい。
よりよい検索のためには、上記の関係を考慮して、検索方法を工夫する必要がある。