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情報検索の基礎知識
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事例8
事例8. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター による検索
1. WebマニュアルやPDFパンフレットの確認
「使い方」、「ご利用ガイド」を読み、検索の注意点や、詳細表示の使用方法を確認する。
J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター のリンクは下記から。
「使い方」のリンク。
「ご利用ガイド&想定活用事例集[2023.4] (PDF:8.0MB)」のダウンロード用リンク。
2. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター の特徴
(1) 収録対象
- 文献については、日本および海外の科学技術文献情報。
- 文献だけではなく、研究者、特許、研究課題、機関、科学技術用語、化学物質なども検索可能。
(2) AND 検索
- 項目内=可能。キーワードをスペース区切りで入力。
- 項目間=可能。メニューで「and」を選択。
(3) OR 検索
- 項目内=可能。キーワードの間に「OR」を挿入。
- 項目間=可能。「フィールド内で語句を追加」で入力欄を追加。
(4) NOT 検索
- 項目内=不可。
- 項目間=可能。メニューで「not」を選択。
(5) 部分一致検索
- 基本が中間一致
- 前方一致=不可。
- 後方一致=不可。
- 両端一致=不可。
(6) フレーズ検索、完全一致検索
- フレーズ=可能。検索語句を半角二重引用符「"」で囲む。
- 完全一致=項目によって可能な場合がある。入力欄の右のチェック欄にチェック。
(7) 正規化
- 全角と半角=区別しない。
- 大文字・小文字=区別しない。
- ひらがな・カタカナ=区別する。
- ひらがな・カタカナの大小(アァ、ツッ、ヨョ、など)=区別する。
- 漢字の異体字=区別する。
- 記号は、説明がないため不明。
(8) その他
- 「フリーワード検索」と「項目指定検索」がある。
- オリジナルデータが入手可能な場合は、リンクがある。
- 日本語以外の文献の場合、タイトルやキーワードの日本語訳が付与されているので、日本語でも検索可能。
3. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター の検索例
(1) フリーワード検索での検索
- ここでは、「恐竜」と「卵」で AND 検索をしてみる。
(2) 項目指定検索での検索
- フリーワード検索の入力欄の右の「すべて」をクリックし、検索対象を選択すると、項目指定検索が可能。
- ここで「文献」を選択すると、以下のような画面が表示される。
- ここでは、フリーワード「恐竜 卵」と、発行年「2020」を組み合わせて検索してみる。
- タイトルをクリックすると、詳細表示画面へ移動する。
- 以下は2番目の「恐竜の最初の卵は軟らかかった」の画面例。
- この論文は英語の文献であり、正式なタイトルは「The first dinosaur egg was soft」である。
- この例のように、日本語のキーワードで外国語の文献を検索することができる点が、このシステムの特徴。
4. フルテキストへのリンク
- フルテキストへのリンクがある場合は、詳細表示画面の右上に「全文情報」のアイコンが表示される。
- 「全文情報」のアイコンをクリックすると、フルテキストを提供しているページが別画面で開く。
- リンク先のフルテキストは、無料の場合もあるが、有料の場合もあるので注意。
- 上記の例は有料のため、書誌データや Abstract などは表示されるが、フルテキストは表示されない。