[補足] 第4回 Python プログラム修正例 -4-

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例4. 発行年月の表示を「2017年1月発行分」のように変更する

「2017/01 発行分」などが print されている部分を修正すればよい。

発行年月に該当する「%s」と変数の位置 (赤で囲んだ部分)

ここで、年月の変数「a[2]」には、「2017/01」のように、スラッシュで区切られた7文字の文字列が格納されている。
この変数を、4文字の年と、2文字の月に分割し、「2017」と「01」のようにすればよい。
7文字の変数を4文字と2文字に分割するためには、スライス記法を利用すればよい。
そのためには、それぞれの最初の位置と最後の位置を、コロンで区切って付加すればよい。

▼ 変数 a[2] の、スライス記法による位置 (数字は 0 から始まることに注意)

上図から、変数 a[2] をもとにして年と月を指定するには、以下のようにすればよいことが分かる。
- ▼ 年 (4ケタ) に分割した部分の変数
```
a[2][0:4]
```
- ▼ 月 (2ケタ) に分割した部分の変数
```
a[2][5:7]
```

また、「2017年1月」のようにするためには、 print 部分に上記の2つの変数を流し込む「%s」を適切に埋め込み、それぞれの後に「年」や「月」という文字を入力すればよい。
これにより、「%s」が1個増えて2個になるため、対応する変数も2個にしなければならないことに注意。
さらに、変数が2個になると、変数全体をカッコで囲む必要があることにも注意。

ここまでを整理すると、以下のようになる。 (print の内部だけを抜粋)

▼ 変更前

'<th colspan="3">%s 発行分</th>' % a[2], file=fhtml

▼ 変更後

'<th colspan="3">%s年%s月 発行分</th>' % (a[2][0:4], a[2][5:7]), file=fhtml

このままでもよいが、月が1桁の場合には先頭の「0」を削除したい。
そのためには、いったん文字列を整数に変換する。
そうすれば、整数に変換した時点で先頭の「0」が消えることになる。
整数への変換は「int( )」を使う。
整数に変換した後、その整数を文字列に変換すればよい。
文字列への変換は「str( )」を使う。
この変更により、以下のようになる。 (print の内部だけを抜粋)
- ▼ 最終的な変更後
```
'<th colspan="3">%s年%s月 発行分</th>' % (a[2][0:4], str(int(a[2][5:7]))), file=fhtml
```

最終的な変更後の「%s」と変数 (赤で囲んだ部分)

これを実行すると、以下のような HTML ファイルが作成される。