• 1. デジタル化の概要
• 2. 画像によるデジタル化技術
• 3. 録音資料のデジタル化技術
• 4. 陸前高田市立図書館郷土資料のデジタル画像データ作成事例

• 資料の媒体変換の方法の1つ。
• 現在では、画像だけではなく音声や映像も扱うことが可能となった。
• 国立国会図書館の媒体変換方法の中心は、マイクロ化からデジタル化へ移行してきている。
• 国立国会図書館「資料デジタル化について」では、以下のように説明されている。

  ---

  資料デジタル化について

  国立国会図書館は、資料の利用と保存の両立を図ることを目的に、所蔵資料の媒体変換を実施してきました。従来はマイクロフィルムやマイクロフィッシュでの撮影が中心でしたが、平成21年度以降の媒体変換は、原則としてデジタル化により実施します。

  (1) 資料保存の観点

  紙質あるいは頻繁な利用により、資料の劣化損傷状況が著しい、又は、劣化損傷の大幅な進行が予想される資料については、媒体変換を行うことにより、代替物を作成、提供し、利用による原資料の劣化損傷を防止します。

  (2) 電子図書館サービスの観点

  資料のデジタル化の実施により、資料閲覧における利便性の向上を図ります。著作権処理が終了したものは、デジタル化した資料をインターネットで提供し、利用者がどこにいても、来館者と同様のサービスが受けられるようにします。

  ---

  • 出典: 国立国会図書館 - 資料デジタル化について
    • https://www.ndl.go.jp/jp/preservation/digitization/index.html (accessed 2021-03-31)

1.2 デジタル化のメリットとは？

• オリジナルの代替
  • この点は、他の代替手段とも共通している。
• データの加工、蓄積、複製、提供が容易
  • 大量のデータも比較的容易に処理できる。
  • データの完全な複製を、短時間で、正確に作成することが可能である。
  • 画像の拡大、縮小や印刷なども容易になり、利便性が向上する。
• 音声や動画などへの対応
  • 印刷物だけでなく、さまざまなメディアに対応できる。
  • 将来的にはより高度な代替（たとえば触覚の再現など）も期待されている。

1.3 デジタル化のデメリットとは？

• ハードやソフトの必要性
  • 必要なハードウェアやソフトウェアがそろわなければ、利用できない。
• 媒体（メディア）の寿命が短い
  • メディアによって違いがあるが、数年から数十年程度で使用できなくなる。
  • 寿命が来る前に、新しいメディアにコピーする必要がある。
  • データを長期に安定して利用するためには、管理・運営システムの構築が必要とされる。
• データの信頼性に関する問題
  • データの加工が容易であるため、故意または過失によってデータが改変されてしまう危険性がある。

1.4 デジタル・データの取扱いについて

• 記録媒体の保存環境や利用環境に注意。
• 記録媒体に関するトラブルが発生することを前提として、常にバックアップを準備しておく必要がある。
• データに関する適切なマネジメントが必要とされる。（どのデータをどのように管理するか、など）
• 動作に必要なハードウェアやソフトウェアの確保。
• 新しい技術への対応。（記録媒体、ハードウェア、ソフトウェア）
• 総合的な管理運用体制の整備。

1.5 国立国会図書館デジタルコレクションの事例

• (1) 画像資料
  • 出典: グスコーブドリの伝記. 宮沢賢治著. 羽田書店. 昭和16.
    • https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720627 (accessed 2021-03-31)

• (2) 音声資料
  • 出典: 会津磐梯山. 福島県民謡. 鈴木正夫. ビクター. 1959-02.
    • https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3578459 (accessed 2021-03-31)

1.6 アメリカ議会図書館 (Library of Congress) の事例

• (1) 音声資料
  • 出典: Irish Washerwoman (In: Fiddle Tunes of the Old Frontier)
    • https://www.loc.gov/item/afcreed000098/ (accessed 2021-03-31)

• (2) 映像資料
  • 出典: Roundup: Gathering the Herd
    • https://www.loc.gov/item/ncr002373/ (accessed 2021-03-31)

• (3) 地図資料
  • 出典: Abingdon, Ill., Knox Co., 1874.
    • https://www.loc.gov/resource/g4104a.pm011300/ (accessed 2021-03-31)

• 出典: 国立国会図書館資料デジタル化の手引2017年版(全文) [3,009 KB]
  • https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10341525_po_digitalguide170428.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

2.1 デジタル化作業の概要 (4-9 ページ)

• デジタル化の工程の例としては、以下のようなものがある。
  • (1) 対象資料の選定
  • (2) 対象資料の調査
  • (3) デジタル化仕様書の作成
  • (4) 画像データのサンプル作製
  • (5) サンプルの検証
  • (6) 画像データ等の作製
  • (7) 成果物の検収
  • (8) 原資料及び画像データ等の保存処置

2.2 デジタル化の技術 (10-21 ページ)

• 直接スキャニングを行いデジタル化する場合に使用する機器には、以下のようなものがある。
  • (1) フラットベッドスキャナ
  • (2) オーバーヘッドスキャナ
  • (3) デジタルカメラ
• フィルム撮影を行いデジタル化する場合のフィルムの種類には、以下のようなものがある。
  • (1) マイクロフィルム
  • (2) 大判・中判フィルム及び 35 mm フィルム
• 画像フォーマットには、以下のようなものがある。
  • TIFF
    • スキャニング時の保存用画像
  • JPEG 2000
    • 保存用画像及び提供用画像
  • GIF
    • 主にウェブサイトのアイコン等の画像
  • PNG
    • GIFに替わる提供用画像
  • JPEG
    • 提供用画像（ファイルサイズを抑えて提供する場合）
  • PDF
    • 提供用画像
• 画像別の解像度には、以下のようなものがある。
  • (1) 保存用画像
    • 300～400 dpi
  • (2) 提供用画像
    • 300～400 dpiでスキャンした保存用画像を圧縮
  • (3) サムネイル画像
    • 縦及び横が100～300ピクセル程度
• 階調には、以下のようなものがある。
  • (1) カラー
    • 原則として、24ビットフルカラー
  • (2) 白黒
    • 原則として、8ビットグレースケール（256階調）

2.3 国立国会図書館デジタルコレクションのJPEGファイル例

• 画像表示画面のメニューに、「JPEG形式で表示」のアイコンがある。

• このアイコンをクリックすると、倍率を選択する画面が表示される。

• 倍率を選択し、「表示」をクリックすると、JPEG形式に変換されたデータが表示される。
• 倍率を「100%」とした場合は、ファイルサイズが大きくなるので、注意が必要。
• 以下は、倍率「12.5%」でダウンロードした画像と、倍率ごとのファイルサイズと画素数の例。

(1) 直接スキャニングの例

• 出典: 福沢全集. 苐一卷. 福沢諭吉著. 時事新報社編. 国民図書. 1926.
  • https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1912490 (accessed 2021-03-31)
• 24ビットフルカラー
• 倍率: 12.5%, ファイルサイズ: 36 KB

• 以下は、上図と同じ資料を倍率を変えてダウンロードした場合の、倍率ごとのファイルサイズと画素数である。

  倍率	ファイルサイズ	画素数
  100 %	1,339 KB	5821 x 3807 px
  50 %	478 KB	2911 x 1904 px
  25 %	143 KB	1456 x 952 px
  12.5 %	36 KB	728 x 476 px
  6.25 %	11 KB	364 x 238 px
  3.125 %	4 KB	182 x 119 px

(2) マイクロフィルムからの作成例

• 出典: 學問のすゝめ. 福澤諭吉, 小幡篤次郎著. [1872].
  • https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1084629 (accessed 2021-03-31)
• 8ビットグレースケール
• 倍率: 12.5%, ファイルサイズ: 17 KB

• 以下は、上図と同じ資料を倍率を変えてダウンロードした場合の、倍率ごとのファイルサイズと画素数である。

  倍率	ファイルサイズ	画素数
  100 %	348 KB	3324 x 2713 px
  50 %	144 KB	1662 x 1357 px
  25 %	52 KB	831 x 679 px
  12.5 %	17 KB	416 x 340 px
  6.25 %	6 KB	208 x 170 px
  3.125 %	2 KB	104 x 85 px

2.4 画像データに関するそのほかの規格例

• DjVu
  • クミナス社の画像圧縮技術。提供用に用いられる。
• BMP
  • マイクロソフト社のWindowsの標準的な規格。
• Photo CD
  • コダック社の独自規格。CDへの記録用。現在は製造販売・サポートともに終了。

2.5 カラーチャートについて

• カラーチャートが国立国会図書館デジタルコレクションの画像に表示されている例を示す
  • https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720627/1 (accessed 2021-03-31)

• 画像の向かって右側にカラーチャート（商品名：KODAK カラーセパレーションガイド&グレースケール）が置かれている。
• 「国立国会図書館資料デジタル化の手引 2017年版」では、このカラーチャートについて、以下のように説明されている。

  ---

  (1) KODAK カラーセパレーションガイド＆グレースケール(Q-13)

  KODAK カラーセパレーションガイド＆グレースケールは、紙製で取扱いやすく安価なため、スキャニング用途に広く使用されている。紙製のため小さく加工することが容易にできる。

  カラーセパレーションガイドは、パッチ部分が網点印刷のため、経年劣化により退色する可能性が高く、パッチの色について基準値が示されていない等の理由により、厳密な色再現が必要な場合は、（2）（3）（4）の使用が推奨される。

  グレースケールは、パッチの濃度が0.05 刻みで細かく設計されているため、明暗管理の用途に適している。

  ---

  • 出典：国立国会図書館資料デジタル化の手引 2017年版. p.21.「2.3 カラーチャート」

2.6 画像データのトラブルの事例

• デジタルデータは、ソフトウェアの問題によって正常に使用できなくなる場合がある。
• 以下は、アジア歴史資料センターにおいて、ソフトウェアのバージョンアップによってPDF画像が表示できなくなった事例である。
• この事例では、古いバージョンのソフトウェアでは正常に動作していたことに注意する必要がある。

• アジア歴史資料センターのWebページでは、トラブルの概要が以下のように記載されている。

  ---

  （重要なお知らせ）資料画像(PDF)の表示不具合について(2018年08月13日)※27日追記

  2018年08月13日（※27日追記）

  いつもアジア歴史資料センターをご利用頂きましてありがとうございます。
  既に本項でお知らせしております通り、7月中旬以降、Internet Explorer 11を用いての、当センターのデータベースから検索する国立公文書館からの提供資料（レファレンスコードが「A」で始まる資料）の一部については、PDF画像の閲覧に不具合が生じております。

  未だ解決には至らず、同ブラウザをご利用で、且つPDFで資料画像をご覧になられる方には大変申し訳なく、改めてお詫び申し上げます。

  原因は、アドビシステムズ社が提供するAdobe Acrobat Readerの7月中旬の「バージョンアップ」と、不具合を生じさせているPDFの「作成方法」とが、技術的な不均衡を起こしているものと考えております。

  ※16日追記：Adobe Acrobat Readerは8月15日に更にバージョンアップされましたが、残念なことに上述の状況に改善の兆しはありません。

  ※27日追記：27日、新規公開資料（国立公文書館＞内閣＞叙勲裁可書＞昭和)をお知らせしましたが、依然としてInternet Explorer 11を用いてのPDF画像の閲覧に不具合が生じておりますので、引き続きGoogle Chrome等の別のブラウザをご利用下さい。

  現在、データベースの構築及び運用・保守事業者と協力し、上述の技術的な不均衡がどのようなもので、今後も不定期に続くと想定されるバージョンアップに対し、どのような措置が必要であるか、解決策を鋭意模索しております。

  ---

  • 出典: アジア歴史資料センター - サービスに関するお知らせ
    • https://www.jacar.go.jp/news/news03_service.html#20180827 (accessed 2021-03-31)

• このトラブルによる具体的な表示例を以下に示す。
• 出典: レファレンスコード A18110000200 「叙勲裁可書・昭和二十一年・叙勲巻一・内国人一」
  • https://www.digital.archives.go.jp/das/image/F0000000000000396020 (accessed 2021-03-31)
• PDFを表示するためのソフトウェアとしてAdobe Acrobat Reader DC がインストールされている場合、Internet Explorerで開こうとすると、以下のように「Acrobat Reader」の警告画面が表示された。

• ここでは、以下のような経緯でエラーが発生していると推測される。
  1. Internet Explorer がPDF形式の資料画像の表示画面にアクセスしたところ、表示画面の中央部にPDFファイルが埋め込まれていた。
  2. Internet Explorer には独自のPDF表示機能がないため、PDFを表示するために Acrobat Reader を呼び出した。
  3. 呼び出された Acrobat Reader はPDFを表示しようとしたが、表示作業の途中でPDFのデータのどこかに、今のバージョンのAcrobat Reader とはマッチしない部分を発見した。
  4. その結果、Acrobat Reader はPDFの表示作業を中断し、上記の警告画面を表示した。
• 警告に対して「OK」をクリックすると警告画面が消えるが、以下のように不完全な画像が表示された。

• これに対し、独自のPDF表示機能を持つブラウザでこのページを開いた場合は、Acrobat Reader を呼び出す必要がないため、不具合は発生せず、正常に表示された。
• （以下は、Firefox で表示した場合の例）

• 出典: 国立国会図書館資料デジタル化の手引　録音資料編（カセットテープ、ソノシート）(全文) [2,839 KB]
  • https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11114983_po_digitalguide201806.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

3.1 デジタル化作業の概要 (3-6 ページ)

• デジタル化の工程の例としては、以下のようなものがある。
  • (1) 対象資料の選定
  • (2) 対象資料の調査
  • (3) デジタル化仕様書の作成
  • (4) 音声データのサンプル作製
  • (5) サンプルの検証
  • (6) 音声データ等の作製
  • (7) 成果物の検収
  • (8) 原資料及び音声データ等の保存処置

3.2 デジタル化の技術 (12-21 ページ)

• 再生機器は、メディアに対応したものが必要である。
  • カセットテープ
    • カセットデッキ
  • ソノシート
    • レコードプレーヤー
• A/D変換器は、アナログ信号をデジタル信号に変換するための機器である。（オーディオインターフェース、オーディオプロセッサー、A/Dコンバータともいう。）
• 音声データの仕様には、以下のようなものがある。
  • 音声コーデック
    • リニアPCM（無圧縮）など
  • 音声ファイルフォーマット
    • WAVE形式（非圧縮、拡張子 [.wav]）など
  • サンプリング周波数
    • 44.1 kHz, 48 kHz, 96 kHz, など
  • ビット深度
    • 16 bit, 24 bit, など
• 国立国会図書館では、以下の仕様を採用している。
  • リニアPCM, WAVE形式, 48 kHz, 24 bit

3.3 WAVE形式の音声データのファイルサイズ例

• 以下は、同一の音声データ（約1分）を異なる仕様でデジタル化した場合の例である。

  サンプリング周波数	ビット深度	ファイルサイズ
  44.1 kHz	16 bit	11.8 MB
  48 kHz	16 bit	12.8 MB
  48 kHz	24 bit	19.4 MB
  96 kHz	24 bit	38.6 MB

3.4 音声データに関するそのほかの規格例

• MP3, AAC, ALAC, DSD, FLAC, ATRAC, RealAudio, など、さまざまな種類がある。
• 「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」の場合は圧縮ファイルを使用している。（以下、Webのヘルプから引用）

  ---

  音声ファイルの形式は何ですか？

  AAC+形式でエンコードしており、ビットレートは、320kbpsおよび128kbpsで配信しております。

  ---

  • 出典: NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー - ヘルプセンター
    • https://ml.naxos.jp/help/48?c=5 (accessed 2021-03-31)

• 理想的には、画像閲覧用のソフトウェアがあれば使いやすいのであるが、今回はソフトウェアを準備できなかったため、代用として閲覧用のHTMLファイルを作成した。
• また、参考データとして、同じくHTMLファイルで「陸前高田市立図書館救済資料一覧リスト」と「陸前高田市立図書館郷土資料目録」も作成した。
• サンプルデータ（HTMLファイルの例だけであり、画像データは含まない。）
  • takatahtml/index.html

(1) トップページ

(2) タイトル順リスト

(3) 個別資料の例（津浪記念碑）

(4) JPEG画像（メイン）例

(5) JPEG画像（縮小）例

(6) 一覧用PDF例

(7) 参考データ 1

(8) 参考データ 2

4.3 救済資料番号順リスト

• デジタル撮影時に盛岡大学で作成。総数：61点
• 県立図書館のリストの番号と比較すると、No. 124（聞き書き 矢作百話）以降は県立図書館のリストの番号とは一致しないので注意。
• このリストの No. 124 は、県立図書館のリストでは「123」であり、以降同様に、このリストの数字の方が県立図書館のリストより「1」大きい。

  No. 002.	rd002.html	陸前高田市体育文化センター 記念像 岩頭の女 陸前高田市教育委員会 昭和53 (1978) 年
  No. 003.	rd003.html	教育振興基本計画 1969～1975 陸前高田市教育委員会 昭和45 (1970) 年
  No. 005.	rd005.html	気仙の碑文 宗宮参治郎編著 陸前高田市石佛研究所 平成07 (1995) 年
  No. 011.	rd011.html	陸前高田の石碑 (追加) 出版年不明
  No. 012.	rd012.html	私の一言 平成8年度ふるさと高齢者大学 陸前高田市教育委員会 (開設) 陸前高田市中央公民館 (実施) 平成09 (1997) 年
  No. 014.	rd014.html	気仙の文学碑展 保存資料 陸前高田市立図書館 (コピー資料) 平成05 (1993) 年
  No. 015.	rd015.html	気仙・松坂家系図 (コピー資料) 出版年不明
  No. 016.	rd016.html	氣仙名勝詩史百詠 星冰陽（星周一郎）著 冰陽書院 昭和04 (1929) 年
  No. 020.	rd020.html	気仙郡高田村高人数御改帳 安政5年 (コピー資料) 出版年不明
  No. 021.	rd021.html	高田村人数御改帳 安政3年 (コピー資料) 出版年不明
  No. 022.	rd022.html	高田村人数御改帳 嘉永6年 (コピー資料) 出版年不明
  No. 023.	rd023.html	高田村人数御改帳 (2) 文久4年 (コピー資料) 出版年不明
  No. 024.	rd024.html	高田村人数帳 (2) 文久4年 (コピー資料) 出版年不明
  No. 025.	rd025.html	年表 近代編 (陸前高田) 児玉幸多編 近藤出版社 昭和47 (1972) 年
  No. 029.	rd029.html	碑 宗宮参治郎著 平成16 (2004) 年
  No. 030.	rd030.html	歌集 山峡の子ら 佐々木典夫著 昭和46 (1971) 年
  No. 035.	rd035.html	TOWN詩 風の音 照井顕編 同人風の音 昭和54 (1979) 年
  No. 036.	rd036.html	第3次 教育振興基本計画 陸前高田市教育委員会 昭和55 (1980) 年
  No. 044.	rd044.html	歌集 たかた 陸前高田短歌人の会 昭和51 (1976) 年
  No. 046.	rd046.html	広田の方言とわらべうた 陸前高田市教育委員会 昭和53 (1978) 年
  No. 047.	rd047.html	陸前高田市児童・生徒文集 まつばら 第3集 平成8年度 文集「まつばら」編集委員会編 陸前高田市教育研究所 平成09 (1997) 年
  No. 048.	rd048.html	陸前高田市環境基本計画 山を育て川を守りきれいな海を明日へつなげるりくぜんたかた まちづくり推進課編 陸前高田市 平成16 (2004) 年
  No. 049.	rd049.html	陸前高田市の農業 陸前高田市農林課 昭和58 (1983) 年
  No. 051.	rd051.html	陸前高田の水産 平成12年3月 陸前高田市 平成13 (2001) 年
  No. 058.	rd058.html	生出むかし話 昭和64 (1989) 年
  No. 068.	rd068.html	五十回忌に寄せて 父の想い出 松坂定徳 平成06 (1994) 年
  No. 074.	rd074.html	浜茄子 第33号 高田高等学校図書委員会編 高田高等学校図書館 平成06 (1994) 年
  No. 075.	rd075.html	浜茄子 第34号 高田高等学校図書委員会編 高田高等学校図書館 平成07 (1995) 年
  No. 079.	rd079.html	氷上 第27号 1981 [岩手県立高田高等学校] 昭和57 (1982) 年
  No. 081.	rd081.html	陸前高田市児童・生徒文集 まつばら 第6集 平成11年度 文集「まつばら」編集委員会編 陸前高田市教育研究所 陸前高田市教育委員会 平成12 (2000) 年
  No. 084.	rd084.html	陸前高田ものがたり 第10集 記念号 陸前高田市老人クラブ連合会編 平成02 (1990) 年
  No. 124.	rd124.html	聞き書き 矢作百話 第1巻 (第1話～第36話) 平成21年度陸前高田市立矢作小学校第5・6学年 平成21 (2009) 年
  No. 126.	rd126.html	心の交流誌 ふるさとケセン 第6巻紅葉号 通巻第32号 ふるさとケセン社 平成07 (1995) 年
  No. 127.	rd127.html	陸前高田市児童・生徒文集 まつばら 第7集 平成12年度 [文集「まつばら」編集委員会編] [陸前高田市教育研究所] 陸前高田市教育委員会 平成13 (2001) 年
  No. 129.	rd129.html	玉山金山 黄金伝説夢探訪 陸前高田・玉山金山ガイド 陸前高田市 出版年不明
  No. 132.	rd132.html	海岸山普門寺晋山・結制式・先住忌法要記念誌 昭和60年4月14日 普門寺三十世晋山・結制式記念実行委員会編 曹洞宗海岸山普門寺 昭和60 (1985) 年
  No. 133.	rd133.html	陸前高田市教育振興基本計画 1964～1973 陸前高田市教育委員会 昭和40 (1965) 年
  No. 151.	rd151.html	ふるさとだより ひかみ 昭和54年10月 陸前高田市出稼相談所 昭和54 (1979) 年
  No. 166.	rd166.html	陸前高田物語 終戦五十周年・市制四十周年記念特集号 陸前高田市老人クラブ連合会編 平成08 (1996) 年
  No. 174.	rd174.html	氣仙年代表 再版 岩崎淺之助編 (コピー資料) 昭和13 (1938) 年
  No. 179.	rd179.html	清酒としょうちゅう 酔仙酒造株式会社 昭和57 (1982) 年
  No. 180.	rd180.html	選挙の記録 平成7年 陸前高田市選挙管理委員会 平成08 (1996) 年
  No. 181.	rd181.html	津浪記念碑 宗宮参治郎編著 平成17 (2005) 年
  No. 186.	rd186.html	ふるさとだより ひかみ 昭和53年10月 陸前高田市出稼相談所 昭和53 (1978) 年
  No. 199.	rd199.html	第8次 陸前高田市教育振興基本計画 陸前高田市教育委員会 平成18 (2006) 年
  No. 202.	rd202.html	浜茄子 第37号 高田高等学校図書委員会編 岩手県立高田高等学校図書館 平成10 (1998) 年
  No. 204.	rd204.html	陸前高田市市民講座作文教室作品集 平成13年度 陸前高田市市民講座作文教室 平成14 (2002) 年
  No. 209.	rd209.html	回顧録 千葉薫治郎著 千葉勝三 昭和27 (1952) 年
  No. 214.	rd214.html	気仙郡大肝入吉田家文書 寛政元年～十三年 「定留」頭書20～31 十一年はなし (コピー資料) 出版年不明
  No. 215.	rd215.html	気仙郡大肝入吉田家文書 用語集 出版年不明
  No. 224.	rd224.html	村勢要覽 昭和24年版 岩手縣氣仙郡廣田村 昭和24 (1949) 年
  No. 227.	rd227.html	冰上神社 氷上神社社務所 昭和17 (1942) 年
  No. 230.	rd230.html	岩手縣氣仙郡横田村勢要覽 昭和24年度 横田村役場 昭和25 (1950) 年
  No. 233.	rd233.html	陸前高田市の教育 平成5年度 教育要覧 陸前高田市教育委員会 平成05 (1993) 年
  No. 238.	rd238.html	陸前高田歴史探訪 陸前高田市史編集委員会編 陸前高田市 平成14 (2002) 年
  No. 245.	rd245.html	浜茄子 第38号 高田高等学校図書委員会編 高田高等学校図書館 平成11 (1999) 年
  No. 247.	rd247.html	陸前高田市児童・生徒文集 まつばら 第4集 平成9年度 文集「まつばら」編集委員会編 陸前高田市教育研究所 平成10 (1998) 年
  No. 249.	rd249.html	名勝舊蹟等案内 昭和26年8月 世田米町役場 (コピー資料) 昭和26 (1951) 年
  No. 250.	rd250.html	ゆきさわ 第8号 陸前高田市立図書館文庫愛読の歩み 陸前高田市雪沢読書研修班 昭和51 (1976) 年
  No. 251.	rd251.html	陸前高田市市民講座作文教室作品集 平成11年度 陸前高田市市民講座作文教室 平成12 (2000) 年
  No. 261.	rd261.html	陸前高田市中央公民館使用の手びき 陸前高田市中央公民館 昭和52 (1977) 年

4.4 [参考] 東京都立中央図書館による修復作業

• 「東京都立図書館：陸前高田市立図書館　東日本大震災被災資料の修復について」から引用

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  平成23年3月に発生した大地震・津波により被災した陸前高田市立図書館所蔵の郷土資料は、岩手県立図書館や日本図書館協会等により応急処置が施されました。そのうち、新しく入手することが非常に困難な郷土資料51冊について、平成25年9月から平成27年3月までの予定で、東京都立中央図書館（港区広尾）に搬送し、本格修復を行っています。

  また、平成26年8月には追加修復資料を受け入れました。貴重書庫の資料のうち岩手県指定文化財「吉田家文書」などは博物館等関係者によって救出されましたが、平成26年5月、その他の資料113点についても関係者等により救済されていたことが判明しました。これら113点の資料のうち、陸前高田市立図書館及び岩手県内図書館で所蔵されているものを除く郷土資料83点について修復することとなりました。修復期間としては、平成28年度末までを予定しています。

  修復作業では、資料の長期保存および学術図書として活用することを目指し、被災資料の解体・洗浄・損傷部分の補修・再製本等を行っています。作業の様子は東京都立図書館Facebookを通じてお知らせします。

  なお、第1次受入資料が平成27年3月に完成し、陸前高田市立図書館に返還されたことを記念して記録動画を製作しました。

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  • 出典: 東京都立図書館：陸前高田市立図書館　東日本大震災被災資料の修復について
    • https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/about_us/collection_conservation/conservation/disaster/rikuzentakada/index.html (accessed 2021-03-31)

• 修復作業に関する参考資料
  • 東京都立図書館「大津波からよみがえった郷土の宝　‐陸前高田市立図書館　郷土資料の修復展‐」 [909 KB]
    • https://www.library.metro.tokyo.jp/guide/uploads/takara.pdf (accessed 2021-03-31)
    • 東京都立図書館の作成したパンフレット。
  • 東京都立図書館記録動画「大津波からよみがえった郷土の宝―陸前高田市立図書館郷土資料の修復」(15分)
    • https://www.youtube.com/embed/ZPRxDGGcXu8 (accessed 2021-03-31)

    • 東京都立図書館の作成したビデオ。
  • 猪谷千香.【3.11】「高所へ逃げろ」と書かれた陸前高田市立図書館の本がたどった運命 (ハフポスト)
    • https://www.huffingtonpost.jp/2015/03/10/rikuzentakadashi-library_n_6837100.html (accessed 2021-03-31)
    • 猪谷千香氏による詳細な解説記事。
  • 岩手県立図書館作成・救済資料リスト
    • 044救済資料リスト（第二次作業結果）.pdf
    • このリストの網掛けの資料は、廃棄扱いとして国立国会図書館で保存されることになったものである。